スケジュールに花束を

バンド、フレンチトーストのブログ。広島の明王台という団地にあるきららカフェで、2014年春にすがわらよしのりとマスターとで結成したフレンチトーストのストーリーを伝えます。

6日と14日のFRENCH TOAST de SHOW!

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6日と14日のFRENCH TOAST de SHOW!

6日と14日にきららカフェさんで久しぶりにライブをしました。


6日のライブでは新メンバーとして木原徳大君を迎えるという出来事もありました。
ドラマーのひかる君の弟子を名乗る木原君とは、きららカフェさんで今年出会いの縁をもらいました。
今小学6年生です。
この日のライブは、ここの所ライブに来ようと思って下さっていても都合がつかなかった方や1年近くライブに来れなかった方の為に行おうと思って計画したライブでした。
初めてライブを聴きに来て下さることになった方もいらっしゃいました。
ごく少人数のお客さんを迎えてのライブとなりました。

14日のライブは、6日と14日の両日ともライブを行わせて頂いたきららカフェさんの奥の部屋が満員となりました。
ライブのリピーターになって下さっている方も初めてお会いした方もいらっしゃいました。
ライブをお客様に盛り上げて頂いたように思います。
現役女子高生であるお嬢さんは、アップルパイ等を焼いて持参して下さいました。
そういった心遣いが嬉しいなと思いました。
ライブを聴きに来て下さったのは3度目でした。
以前2度来てくれた時は中学3年生で受験生でした。
高校に無事進学され、久しぶりにライブを聴きに来て下さいました。
若い世代の方達がフレンチトーストライブに来て下さることは、本当に嬉しいです。
勿論、どんな世代の方が来て下さっても嬉しいのですが、若い方達は直接未来に影響を持つ人達になりますので、そういった意味で特にライブを聴きに来て下さることを嬉しく思っています。
歌のメッセージをライブで直接手渡せることに歓びを感じています。

今回の両日のライブには、お馴染みさんや新しく出会いのご縁を頂いた方達がお見えになられ有り難く思っています。
フレンチトーストの音楽に親しみを覚え、ライブを聴きに来ることを楽しみにして下さる方が少しずつでも増えていることが、僕にとっての希望になっています。
フレンチトーストにバンドとしての需要が出て来ているからというような薄っぺらな考えではなく、もっと大きなやり遂げたい目的に向かって歩けていることを感じられるからだと自分では思っています。
サクセスばかりにフォーカスした人生は本当につまらないなと感じています。
勿論、それはそれで評価すべき功績の1つだなとは思っているのですが、もっと違った豊さを僕は探して生きている人間なのだと思います。
数が力を持つこの世界で、もっと別の価値を音楽表現で形にして残して行きたいのです。
それが僕が音楽をやる理由です。
そして、フレンチトーストとして同じステージに立ち演奏してくれている仲間達の存在に勇気や希望を貰っています。

PAシステムも照明もライブを演出するものは何もないきららカフェさんでのステージは、ミュージシャンとしての真の力量が問われると思っています。
仲間や友達にライブを盛り上げてもらうというパターンとも違うスタイルを探しています。
仲間や友達の集うライブも素晴らしいと思っています。
ただ僕は今、音楽の力だけでライブを成立させたいという強い欲求を持っています。
組織のバックアップや知名度による何か社会的な力に依存せず、無名のミュージシャンが汗を流しひたすらに自分の音楽を奏で続けているような生き方にこそ救いを感じているのかもしれません。
その姿に社会的な共感が集まるようなことが万が1あるとすれば、音楽が秀でて優れていなければならないと感じています。
その極めて低い確立での共感が生まれる道だけを僕は選択し歩みたいと思って、今日まで音楽を続けて来た人間のような気がします。
虚飾の世界で裸の王様にだけはなりたくありませんでした。
その成功に対してどうしようもない人生の虚しさを感じていたように思います。
20世紀的成功は僕はいらない。
そう思っていました。
勿論その成功を望んだ所で簡単に叶うことではないと思っていましたが、その成功よりももっと難しそうな違った価値観の提示へと繋がるようなミュージシャンとしての生き方を僕は探していたのだと思います。

きららカフェさんでは、敢えていっさいの演出をしないことでよりストレートに音楽の持つ力が発揮されて、楽曲をステージから客席に届けられるようなコンサートが出来たらいいなと今はそう思っています。
客席とステージとの高さの違いもなく、普通の部屋でのライブです。
当然お客さんとミュージシャンの間にいっさいの垣根は物理的にはないような状況になると思います。
ライブ前後を取り巻く日常が、皆さんやフレンチトーストのメンバーもひと続きに繋がっているような状態かなと考えています。
ミュージシャンがミュージシャンっぽく振る舞うような業界的な流れに、個人的にはとても強いアレルギー反応を示している僕がいます。
ミュージシャンもただの人なので、虚像を作り上げカリスマ性を演出してみせたり、ミュージシャンの人生のバックグラウンドに流れるストーリーをドラマチックに盛り上げてみせるような音楽業界の文化には疑問を感じているのです。
勿論演出も重要ではあると思っていますが、どこからが作られた伝説なのだろうと疑問に思うようなことが業界には沢山あるように思います。
真のロックスターといえるだろうかと考え込んでしまうようなロック界の文化があるように思うのです。
侍っぽくする為にマゲを結うことが必然みたいな、昔の侍の文化の流れに似ているのかもしれません。
ですが、それは真の侍であることの証となることではないと強く感じます。
1つの例え話として取り上げてみました。
虚像を作り上げてミュージシャンっぽく演出するやり方は、個人的には1992年のバブル崩壊の年辺りに僕の心の中では終焉を迎えていたような気がします。
あれから随分時が流れ去って来ましたが、いまだ新しい価値観を歌うことの出来たミュージシャンは1人も時代に登場していません。
音楽業界は20世紀にビートルズが確立した成功モデルを盲目的に信仰しているという状況が続いているように思っています。
虚像を掲げメディア露出を重ね、それが上手く功を奏してミリオンセラーを叩き出すミュージシャンにたとえなれたとしても、僕の魂は救われないと感じています。
僕はこの世に魂の真の救いになるものを探しています。

音楽はやはり素晴らしいなと、改めてそう感じています。
人生の全てを懸けて愛して来た僕の音楽が、ようやくですが明らかに実を結び始めたようです。
自然の理に叶っていれば、理想は成就されて行くものなのかもしれません。
ミュージシャンとしての長き冬の時代に教わった大切なことが沢山あります。
その体験の全てが今の僕を支えてくれています。
より良いステージを皆様に聴いて頂けるように、そのことに集中して頑張って行こうと思っています。
半熟者ではありますが、音楽に懸ける思いだけは汚さぬようにやって来たつもりでいます。
それだけがこの世での僕の生きる希望でしたし、今もやはりその思いに変わりは全くありません。


僕の人生は、これまで社会からいっさいの評価を受けない人生でした。
僕自身が社会に向き合うだけの精神的土台がまだ完成していなかったことがその理由だった気がしています。
社会は今暴力に溢れているので、出来れば引き籠っていたかったという気持ちもあった気がします。
ですが自分の義務を負わなくてはならない時が人には必ず訪れます。
そのことに自ら気付き行動を起こして行くことが、人が本当の意味で大人になるということのような気がします。
若き日の僕は、どんなに頑張っても陽の当たる場所へは辿り着けませんでした。
寧ろ誤解され、社会的な不調和ばかりを生んでしまって来たような激しい半生の旅でした。
感受性は諸刃の剣となり、僕の周囲にいる人達や僕自身を酷く傷つけてばかりだったような気がします。
僕は葛藤し続けていました。
そんな人生に救いをもたらしてくれたものが音楽でした。
僕が僕である為に必要不可欠な表現手段でした。
そして僕は、自分の音楽をひたすらに磨いて来ました。
僕と社会とを繋ぐことが出来るものは、僕の音楽以外にはないことを直感的に知っていたからだと思います。
世界が存続し続ける為に重要なことは、生命全てで命のハーモニーを美しく奏で上げて行くことに違いないと思っています。
それを実現して行く為の全人類の幸せへと繋がる贈り物になるものが、僕にとっては音楽だと今から思えばかなり幼い頃から心の何処かで本能的に気付いていた気がします。
そんなことを考えながら、僕の人生のミュージシャンとしての今日までの日々を振り返ってみています。


14日のライブは新曲を何曲か演奏するつもりで用意しようとしていたのですが、完成が間に合わず演奏出来ませんでした。
なので、6日のライブで演奏した曲目に少し違う曲を加えるというライブの曲構成にしました。
本番では演奏するのを忘れてしまった曲や曲順を間違うという軽いハプニングがありました。
両日のライブの様子を、ごくごくかい摘んでライブレポートとしてブログを書いています。
両日共に、皆様と楽しいライブのひと時を過ごさせて頂くことが出来ました。
ライブを聴きに来て下さった皆様、本当にありがとうございました。

今後もフレンチトーストライブを継続して開催して行く予定です。

Good Time!
Good Music!
皆様の毎日に歌の花束を

FRENCH TOAST de SHOW!を、皆様今後もどうぞ宜しくお願い致します。


きららカフェさんには今、ママさんの作ったエプロンが展示されています。
若き日には服のデザインの勉強をされていたようで、素敵なエプロンが展示されています。
お嬢さんの古着で、質の良さそうなブランド物の服の生地を再利用してエプロンを作られています。
ハンドメイド独特の良さを感じます。
お嬢さんの古着の生地の再利用というアイデアで作られたエプロンには、生地自体にまずストーリーがあり素敵です。
きららカフェさんのお得意様には、特に購入する価値のあるエプロンということになるかもしれませんね。
ママさんの手作りであり、更にお嬢様の古着の生地の再利用という点も含めて温かな思いをエプロンから感じ取ることが出来るかもしれません。
きららカフェさんは現在お休み中ですが、お立ち寄りになられるようなことがありましたら是非ママさんの作られたエプロンの展示をご覧下さいませ。


今日紹介しているYouTubeは、14日のライブの映像です。
皆様に楽しんで頂けたら嬉しいです。


FRENCH TOAST de SHOW! 2019.10.14


■ライブ告知 フレンチトースト 2019 呉ふくし祭りライブ
日付 2019年10月27日
時間 13時(30分間のミニライブ)
14時(30分間のミニライブ)
会場 呉市天応ポートピア
入場料 無料


FRENCH TOAST de SHOW! 2019.10.6
演奏曲
1 DREAM COME TRUE
2 午前0時のMOONLIGHT
3 STAND UP JAPAN
4 人生に幸あれ
5 旋風
6 STAND BY MEは風に乗り流れて
7 〜ナレーション〜
フレンチトースト
8 同窓会
9 母のバラード
10 PANDORA
11 CHALLENGE
12 I BELIEVE
13 雨の日もSTEP
14 風になりたい
15 野に咲く花のように
16 素晴らしき人生を
17 OH THANK YOU OH GOODBYE

FRENCH TOAST de SHOW! 2019.10.14
演奏曲
1 DREAM COME TRUE
2 午前0時のMOONLIGHT
3 STAND UP JAPAN
4 旋風
5 小さい秋見つけた
6 STAND BY MEは風に乗り流れて
7 同窓会
8 母のバラード
9 PANDORA
10 〜ナレーション〜
フレンチトースト
11 〜ドラムソロ〜
CHALLENGE
12 〜木原徳大のドラムソロ〜
I BELIEVE
13 雨の日もSTEP
14 風になりたい
15 野に咲く花のように
16 素晴らしき人生を
17 OH THANK YOU OH GOODBYE
ENCORE
18 モンシロチョウ