スケジュールに花束を

バンド、フレンチトーストのブログ。広島の明王台という団地にあるきららカフェで、2014年春にすがわらよしのりとマスターとで結成したフレンチトーストのストーリーを伝えます。

22日のきららカフェ 〜PURE & MONEY〜

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22日のきららカフェ 〜PURE &MONEY〜


22日の月曜日の午後、予定通りきららカフェさんへ伺いライブをさせて頂きました。



この日は、ミュージックファクトリーさんの方でのフレンチトーストライブに時間があれば必ず来てくれている20代の男性が、お婆様と一緒にライブを聴きに来てくれました。

お二人共きららカフェへは初訪問でした。

段々と僕の音楽を通じて人と人が出会い繋がって行く機会が生まれることに、この頃は特に歓びを感じている僕がいます。

こんな時は音楽をやって来て本当に良かったなと思います。


昨年秋からミュージックファクトリーさんの方でフレンチトーストライブを本格的に始めさせて頂いたことで出会うことになった方達が、今度はきららカフェさんへもやって来て下さいました。

本当に嬉しい話です。

僕にとっては何より有り難い存在であることは間違いのないことだなと思っています。

聴く方がいなければ、ミュージシャンの世界は趣味以上には活動が成立しないだろうなと思っています。

ただの自称ミュージシャンなのに自惚れてはいないかということを常に考えていなくてはならないと感じます。

かといって自虐的に自分を低く評価する気もありません。

自己評価が低い振りや本当に自己評価を低く考えていてそういった言動をしていたとすれば、社会的ないじめに合うことはないかもしれませんが、余り健全な生き方ではないような気がします。

多くの人が無意識的に社会的ないじめの対象にならないように回避しながら生きているのだという気がします。

これは日本人の弱点であるかもしれない問題かなと考えています。

目立つとまずいじめられるような社会的な構図がある気がします。

そういったことを含めて、本当の謙虚さとは何かについて等考えることがあります。


当たり前ですが、僕は社会的に認められたミュージシャンではありません。

インディーズとして活動する無名ミュージシャンにしか過ぎません。

ましてやアーティスト等ではありません。

これは世の中が認めることであり、本人にはアーティストと名乗るその資格はないと考えています。

そういったことを考えながら暮らしている日々の中で、たとえ僅かであったにしても自分の音楽を聴いて心から喜び必要として下さっていると感じられるような方に巡り会えたと思える時は本当に嬉しいです。


きららカフェさんはフレンチトーストにとっては欠かせない場所だと僕は思っています。

僕がフレンチトーストの曲の世界の中で骨格を成すような曲を作る際、きららカフェさんをモチーフにして音楽としてのその世界を表現し築き上げて来ました。

活動のホームグランドだと思っています。

きららカフェは永遠です。

僕にとっては永遠のきららカフェなんです。

名もないミュージシャンでしかない僕にライブをする場所を提供して下さり、心から音楽活動を応援して下さっていることを感じていますし、ライブが上手く行った時等には一緒になり喜んでくれるマスター御夫妻のことを例えば何十年経ったとしてもいつまでも忘れたくないなとずっと思っています。

いつまでも元気でいて欲しいです。


人生の先を思えば長く感じていた若き日々も過ぎ、40代中盤を生きていると人生は短いものだなという気持ちになって来ています。

たとえ辛く激しい人生であったとしても、振り返ればあっという間の一瞬の夢のようなものなのかもしれないなと思います。

だから余計にこの有限の時の旅を慈しみたいなと思えて来ます。

僕達はいつまでも人生が続くような錯覚を覚えがちですが、そうではないということを考えながら生きることの大切さを思っています。



フレンチトーストライブのある会場へと時間を取ってわざわざ足を運びやって来て下さる方が出て来ている今、音楽と生活について考える機会を頂いています。

そのテーマに沿って今日のブログでは、ピュアであるということについてやお金についての僕の考え方を、皆様に少し深くお伝えしてみようと思います。


お金に関係する話は本当に難しくて、僕達の生活に様々なトラブルを引き起こすきっかけになることがとても多いなと思っています。

人間の抱く欲望や生存本能に付随する死への恐怖心みたいなものに直結しているからなのかなと考えています。

お金を沢山稼げれば社会的に認められるという価値観が、確固として世の中にはあるように思います。

ではお金持ちが人間的に優れていて、誰からも尊敬され慕われる人物であるといえるのかという話になるとイエスとは限らないということになるのだろうと思っています。

本当に尊いのは、幾ら札束で頬を叩かれて暮らしが街に吹く北風に冷え込んでしまった人生の冬の季節であったとしても、真っ直ぐに希望に向かい歩き続ける信念を持っているかどうかではないかなと僕個人はそう考えています。


ですが、その境地にまで生存競争の渦巻く過酷な人生の中で辿り着くことが出来て、その考え方を実践して生き抜き、理想や夢を体現することを成せる人はなかなかいないのもまた現実だったのでしょう。

例えば、マザー・テレサはそれを実践した偉人だと思います。

僕にはまだまだ真似が出来ませんが、本当に素晴らしい人で尊敬に値すると感じています。

まるで天使のようなピュアなハートを持った方だったのかもしれません。

人生に対する深い悲しみを知っておられた筈だと思いますし、悲しいからこそ他人に対する並ではない慈愛を持たれていたのではないかなと想像しています。


本当にピュアであるということ。

それは人生の地獄を生き抜いた人が、魂の試練を幾度となく潜り抜けて来た中で磨き上げて来たその精神にこそ宿るものではないかなと思っています。

ただ子供のように無知故に純粋でいられることとは次元がまるで違っているのでしょう。

逆境の中で身魂が磨き上げられ、その精神が慈愛を発揮して光輝く時にこそ本当の優しさが生まれる気がします。

それは深い悲しみを乗り越えた上での、他者への共感を土台とした意識の現れではないかなと考えています。

菩薩の心といえる気がします。

僕の思うピュアであるという真の姿は、そういう精神の状態のことになります。


そして僕が目指している音楽活動も、その領域に到達せんとする生命活動であれることを祈りながら続けています。

僕は今、そういった所にいて生きています。

もっともっと人間的な成長を望んでいます。

お金では価値をはかることの出来ない人生の財産を求めているのです。


僕にとって音楽を生み出し奏で歌う行為とは、神の意識に近付く為の最高の手段に他なりません。

そしてそこに世俗的で超物質的な問題が絡み付きながら、この人生の旅が続いています。



僕にとっての音楽と生活。

音楽= PURE

生活= MONEY

そういった図式の中で、魂の目的を果たす手立てを探している人生の旅の途中にいます。


音楽を本当に必要としてくれている人かどうかということは、フィーリングでよく分かります。

やっぱり利害関係のある繋がりや打算的な繋がりや何か計算された思惑のようなものが働いている繋がり等という場合には、人間関係が上手く行きません。

ライブに来て下さる方が純粋な僕の音楽のファンでなくては、義理等により人と繋がっても僕にとって余り良い結果には繋がらず意味がないのだろうなと思っています。

かといって人と人を分け隔てながら生きることにも疲れ果てた僕がいます。

ある意味何でもOKだと最近は特にそう思っています。

結局、差別は自分の心の中にあるものだなと思っています。

人種差別のようなことを人はみな日常的に自覚なく繰り返しながら生きている姿が、この頃は特によく見えるようになった気がします。

僕達人間がもっと誠意を持って意識を広げて行くべき大切な事柄は沢山あるように思っていますが、人と人とを分け隔てるような意識についてもっと注意深く気付くことが出来る人間になれるようにと祈っています。

より自然な生き方を模索しています。


ライブを聴いてくれた人が笑顔を自然に零してくれているような姿を見ると、お金なんかでははかることの出来ない豊かさが僕の心を満たしてくれます。

お金というのは勿論大切なのですが、僕の場合は音楽活動の際収入を得ることは考えずに、ただひたすらに愛する音楽を奏で自分にとっての真の目的に向かって迷わず真っ直ぐに歩き続けるということだけを考えています。

本当に音楽が素晴らしくてミュージシャンとして機が熟せば、自然とお金を含めた全てが回り出す筈です。

そういうものだと感じています。


ライブをしながら歌に対する温かな拍手をもらったり、また楽しんでくれている姿に出会った時、本当に魂が深く癒されるような感覚を覚えます。

そしてやっぱり音楽は最高だなと思うのです。



歌に対する拍手や笑顔というのは、当然ですがエネルギーだと思います。

この世界にあるもの全てはエネルギーであり、お金は1つのエネルギーの表現だなと考えています。

僕は、自分が音楽やライブに込めた思いの質量がどれくらいかをそれなりには分かっているつもりでいます。

そして、それがやがて世界に循環して自分の元に再び返って来るものなのだろうなと思っています。

自分の思いというエネルギーがピュアであるならば、必ず生かされる形で自分が受け取ることになるのだろうなと考えています。

だから余りお金のことは心配して考えていません。

自分の発した思いがピュアであるならば、どんな形であれ実を結ぶ筈だと思えるからだと思います。

社会全体がこんな風にとてもシンプルな生き方になったらどんなに素敵だろうと思っています。

念の為に説明を加えておきますが、その思いを押し付ける気はないです。

人間は極限までやらないと軌道修正がなかなか出来ない生き物だと思いますし、批判されたり否定されて幸せな人もいないように思います。

本当に大切なことが何なのか、僕らは体験を通して段々に理解を深めながら成長しているように思います。

その過程の中で少しずつでも自然と文明とのバランスが保てるような生き方が出来るよいになったら素晴らしいなと考えています。

本当に好きなことを、愛を持ち調和の為に行う生き方を誰もが出来る世界に思いを馳せています。


僕が今書いている内容は、今の社会全体の意識とは真反対の思想になると思います。

世の中は今、諦めの上に全てが成り立っているような状況かなと考えています。

希望を抱けずに諦めてしまうと、怖れを中心に物事を考え生きるようになる気がします。

怖れのエネルギーの象徴が原発だなと個人的には考えています。

核分裂反応をエネルギー資源として使って来ました。

そしてこれからの新しい時代は、融合や調和へと全ての流れが変化して行くような気がしています。

希望を土台とした循環型社会の始まりということにきっとなるといえるのだろうと予感しています。


この世界が希望から成り立ち、お金がもっと生き生きと社会全体に循環するような未来になることを願っています。

お金というもの自体がいつまで続く形態であるかすら分からず、既に存続が出来ない可能性を感じてもいますが、僕の音楽活動の中でぶつかる問題だったので思いを文章として残し皆様にシェアさせて頂きたく書いてみました。

走り書き程度の下手な文だったかもしれませんが、読んで下さってありがとうございます。



22日はお客様二人にカフェでくつろいで頂きながら、ライブを聴いてもらいました。

この日は余りいいライブに出来なかったのですが、最後まで聴いてもらってお話も少しさせて頂けて嬉しかったです。

お婆様とは初対面でした。

また新しい方との出会いを頂くことになりました。

幸せなことだなと思っています。


前回のブログで紹介したバンド、風ノオトさんの高橋由紀さんももうひと方の女性と来店されていました。

由紀さんと一緒におられた女性とは、僕は初対面だったと思います。

ライブ開始時間は決まってはおらず、いつものようにカフェの状況を見て都合の良さそうなタイミングでライブを始めました。

ライブを始めた頃由紀さん達お二人は入り口のある部屋におられましたが、途中から僕とマスターがフレンチトーストライブをやっていた奥の部屋に移動して来られて一緒に午後の時間を過ごさせてもらいました。

勝手にライブを始めているような状態だったのですが、ライブに参加して下さりありがとうございました。

この場を借りて御礼申し上げます。


この日のライブの流れから、由紀さん達お二人にボーカルパートでのライブへの参加をお願いすると引き受けて下さいました。

由紀さんと一緒におられた方は詳しく聞いて知っている訳ではないのですが、歌を歌われているみたいでした。

風になりたいや踊るポンポコリンやいのちの理由の3曲を歌って頂きました。

風になりたいと踊るポンポコリンは僕のキーでの演奏で、女性にはたぶん歌い辛いキーだったように思います。

ボーカルパートをお願いした3曲の演奏の際、由紀さん達お二人はそれぞれ参加出来る部分を歌ってくれていたと思います。

ありがとうございました。


風になりたいは、この日ライブを聴いてくれていた20代男性から以前にもらっていたリクエストに応えての演奏でした。

僕はこの日のライブの自分の歌の調子が良くないと思ったので、途中から由紀さん達お二人に代わりに歌って下さるようにお願いしました。

僕はギターの伴奏者役に回り、少しだけ歌っていました。

この日ライブを聴いてくれていた20代の男性が、また今後ライブを聴きに来てくれた時で僕の方の都合もいい時があったら再度やり直して歌いたいなと思っています。



22日の月曜日の午後のライブは、こんな風になりました。

この日のライブに関わって下さった皆様、ありがとうございました。



今日紹介しているYouTubeは、きららカフェのマスター御夫妻が気に入って下さっている午前0時のMOONLIGHTと、もう1曲は素晴らしき人生をという曲のライブ映像です。

皆様に楽しんで頂けたら嬉しいです。


フレンチトースト 午前0時のMOONLIGHT –リハーサル–


フレンチトースト 素晴らしき人生を

 


きららカフェ AFTERNOON LIVE 2019.4.22
演奏曲(5曲目の風になりたい以降の3曲は、ボーカルを代わってもらいました)
1 DREAM COME TRUE
2 翼の折れたDREAM
3 疎開
4 風になりたい
5 風になりたい
6 踊るポンポコリン
7 いのちの理由
8 LESSON