スケジュールに花束を

バンド、フレンチトーストのブログ。広島の明王台という団地にあるきららカフェで、2014年春にすがわらよしのりとマスターとで結成したフレンチトーストのストーリーを伝えます。

サロンステージ

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サロンステージ

 

昨日、ベトナム人の女の子達のライブが無事終了しました。

今回ギター演奏者として共にライブに参加させてもらえたことを嬉しく思いながら、このブログ記事を書いています。

 

 

今回ベトナム人の女の子4人のライブに僕も参加することになったきっかけについては、前にもブログで簡単に伝えさせてもらっていますが、ライブが無事終了した今改めて振り返ってみようと思います。

取り敢えず、彼女達のライブのサポート役をやり遂げて安堵している所です。

 

昨年の秋、彼女達の中の1人が僕のライブを聴きにやって来てくれたことに始まる今回の彼女達のライブのサポートの話。

出会いは突然に起こるものですね。

僕のライブを聴きに来てくれた彼女は、2度ステージを聴いてくれています。

最初に聴いてくれたステージ後に、もう1人一緒にライブに来てくれていたベトナム人の女の子と話している中で、リクエスト曲についての話になったことを聞いていました。

この話は、彼女達をフレンチトーストライブに連れて来てくれた方が教えてくれた話です。

その方は僕の母の知り合いで、ボランティアとして日本語学校で先生をされています。

マンツーマンでの指導らしく、自分の担当の子ともう1人、今回のベトナム人の女の子達4人のライブをしたメンバー以外のベトナム人の女の子を、フレンチトーストライブに連れて来てくれました。

その2人と初めに僕は知り合い、彼女達2人が2度フレンチトーストライブを聴きに来てくれています。

その彼女達2人が、1度目に聴いてくれたライブ後にしていた話の中でリクエスト曲についての話になったらしく、その話を聞いていた先生が僕の母と電話で話している時にリクエストがあることについて教えてくれていました。

その話を母から聴いた僕は、2曲タイトルを聞いたリクエスト曲の中で知っていたハナミズキを歌わせてもらいたいなと思いました。

オリジナルをはっきりとは覚えてなかったので、自分流にアレンジして歌うことにしました。

その話を母がまた電話で先生に伝え、リクエストに応えて歌う約束になりました。

そして約束通りに、2度目に聴きに来てくれたステージでハナミズキを歌いました。

その後、日本語学校のクリスマス会でライブをして欲しいというお話を頂いたりもしました。

都合が合わず、その時のお話にはお応え出来なかったのですが、僕にとっては本当に有り難いお誘いでした。

 

1度目のライブを聴きに来てくれた時のステージは、僕がミュージシャンとしての再出発をしようと思い臨んだステージでした。

僕は長年体調を崩し満足に歌を歌うこともままならず、長き葛藤の道のりを歩いて来ました。

そんな僕が、ようやく人前に立ち歌をそれなりに元気に歌うことが出来るようになった思い出深いステージでもあります。

母曰く、この日のステージは僕の第2の誕生だと感じ話していました。

逆境の連続に思えていた半生の旅が、自分の心の友達だった自分の音楽というかけがえのない存在からのサポートの力と共に、人生のステージを1つ上ったことを僕は感じていた気がします。

僕の歌よ、どうもありがとう。

 

そんな話の流れの中で、ライブを聴きに来てくれていた彼女達2人もライブをしたいのでどうすればいいかといった相談を受けました。

それで、僕がギターの伴奏役をさせて頂くという話になりました。

 

音楽が人と人の心を結び何かを生産的に生み出して行こうとしているように思えるこの話は、日本語学校側に先生を通じて伝わって行ったようです。

日本語学校側では音楽イベントを行い、生徒の皆さんの心と心を結ぶことは出来ないかと思われたみたいです。

それが、昨日あったベトナム人の女の子達のライブが行われるに至った経緯です。

 

昨日のライブ後に日本語学校の責任者の方らしい方が会場で僕に話し掛けて来て下さり、とても嬉しそうにギター演奏役を果たした僕に対して感謝のお言葉を笑顔で伝えて下さっていました。

有り難い話だなと僕は僕で思いながら、僕からも感謝の気持ちを伝えさせて頂きました。

 

とても晴れやかなるベトナム人の女の子達の笑顔が、素敵な写真として残っています。

日本の着物を来た着物姿の彼女達が可愛らしかったです。

僕が頼んで一緒に記念撮影もしてもらいました。

祖国を遠く離れたこの日本という島国で頑張っている彼女達の人生に、沢山の祝福がありますように。

日本の着物を着たり、外国の言葉の歌を歌ったり。

国際交流としてのイベントの意味を思います。

その先にあるものは世界平和であり、人の暮らしの幸せに違いないのでしょう。

人類全体に共通している問題について、自然と意識が向かって行くような気持ちになります。

ベトナム人の女の子達4人が皆で歌ったさだまさしさんの曲“いのちの理由”と、そのメンバーの中の2人が歌ったアンジェラ・アキさんの曲“手紙 〜拝啓十五の君へ〜”の2曲が今僕の心の中で鳴り響き、延々と人生の意味について僕に問い掛けてくれているようです。

とても幸せな時間を、ベトナム人の女の子達や今回のイベントに関わって下さった皆さんから頂いて来たように思います。

皆さん、本当にありがとうございました。

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